わたしの俳句歳時記
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季語解説
冬(三冬)・天文
【冬の月】 ふゆのつき
◇「月冴ゆる」 ◇「月氷る」 ◇「寒月」 ◇「冬満月」 ◇「寒満月」 ◇「冬三日月」 ◇「寒三日月」

冬の月は悽愴な美しさをたたえる。さびしく、美しく、透徹している様は、他の季節の月からは味わえない。「寒月」は本来的には冬の月と同意だたが、さらに凍てつき、冷え冷えとした月の感じが強い。寂寥感はさらに増す。

例句作者
寒月やからりと捨てるから玉子大江丸
寒月の山を離れてすぐ高し永方裕子
寒月が鵜川の底の石照らす栗田やすし
寒月や支度調ふ食堂車永井東門居
冬の月より放たれし星一つ星野立子
寒月下あにいもうとのやうに寝て大木あまり
煙突と冬三日月の相寄りし岸風三楼
この木戸や鎖のさゝれて冬の月其角
降りし汽車また寒月に発ちゆけり百合山羽公
妻遅し冬の三日月玻璃の隅に加畑吉男

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