季語解説
夏(三夏)・生活・行事
【白靴】 しろぐつ
夏用の装いに合わせた白い靴。メッシュ、白と淡色とのコンビ、ズック靴や、婦人用の素足に履くサンダル風など多種だが、雑踏の中で踏まれたり、汚されないかと気になるものでもある。
例句 | 作者 |
靴白し一寸先の闇知らず | 岡本 眸 |
九十九里浜に白靴提げて立つ | 西東三鬼 |
白靴の男出て来ぬ司祭館 | 星野麥丘人 |
白靴を穿くためらひの今もあり | 能村登四郎 |
人も世も疑はず来て靴白し | 渡邊千枝子 |
白靴の小さい方が母のもの | 黒川悦子 |
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