季語(読み仮名) | 例句 | 作者 |
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【春】日永(ひなが) | 鶏の座敷を歩く日永かな | 一茶 |
【春】日永(ひなが) | 永き日や欠伸うつして別れ行く | 夏目漱石 |
【春】日永(ひなが) | 永き日や寝てばかりゐる盲犬 | 村上鬼城 |
【春】日永(ひなが) | 永き日や相触れし手は触れしまゝ | 日野草城 |
【春】日永(ひなが) | 永き日や波の中なる波のいろ | 五所平之助 |
【春】日永(ひなが) | 永き日のにはとり柵を越えにけり | 芝不器男 |
【春】日永(ひなが) | 永き日の末の夕日を浴び歩く | 大野林火 |
【春】日永(ひなが) | 永き日やみな憂ひもつ患者の目 | 古賀まり子 |
【春】日永(ひなが) | 研ぎ痩せの包丁を研ぎ日の永し | 飯島力康 |
【春】日永(ひなが) | 無為にして即ち有為日が永し | 柏禎 |