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| 季語（読み仮名） | 例句 | 作者 |
|---|---|---|
| 【春】春（はる） | 首飾りはづして胸の暇な春 | 能城 檀 |
| 【春】春（はる） | 奥山に春鉞を振り上げて | 大島雄作 |
| 【春】春（はる） | 春滝の水の若さに後ずさる | 能村研三 |
| 【春】春（はる） | 春病みてテトラポットは淋しいぞ | 北崎珍漢 |
| 【春】春（はる） | わが春も春の木馬も傷みけり | 中村苑子 |
| 【春】春（はる） | 骨の音からんと春のなかにゐる | あざ蓉子 |
| 【春】春（はる） | 瞳なきローランサンの眼より春 | 向笠和子 |
| 【春】春（はる） | 春や昔十五万石の城下かな | 正岡子規 |
| 【春】春（はる） | 麗しき春の七曜またはじまる | 山口誓子 |
| 【春】春（はる） | 比良の雪春はけぶりてきてをりぬ | 森 澄雄 |